・黒砂糖黒砂糖の栄養効果について 黒砂糖は、結晶と蜜を分離しないため、サトウキビの成分を含んでいます。ショ糖などの糖分は、 グラニュー糖100%弱、上白糖98%前後、三温糖95%前後、和三盆98%前後であるのに対して、75~86% と砂糖類の中で最も低いです。一方、カルシウムやリン、鉄分、ナトリウム、カリウムなど 各種ミネラルは多く含まれています。特にカルシウムは100g中に240mgも含まれており、 この含有量は牛乳1本分(200cc)に含まれている量に匹敵します。 また、ビタミンB1,B2,ナイアシン(B3)なども含まれています 黒砂糖を摂取すると2~3分の間にすばやく体に吸収されます。 そして黒砂糖には、ビタミンB1もナイアシンも含まれています。したがって、脳や体の疲労回復に 即効性があります。 一方、黒砂糖の黒い部分に含まれるフェニルグルコシドという色素成分には、 腸管の中で余分な糖を捕まえて、体外に排出する作用があると言われています。 これは、黒砂糖は白砂糖に比べて血糖値の上昇が緩やかであることを意味します。 つまり、黒砂糖は、血糖値の急上昇を起こすことなく、ブドウ糖の補給ができるので、 疲労回復にうってつけと言うことができます 黒砂糖(黒糖)はミネラルたっぷり! 黒砂糖は、製造過程で加える石灰が加えられます。この石灰は、黒砂糖をアルカリ性にするととも に、黒砂糖に含まれるカルシウムの量を増加させます。 カルシウム不足が、骨粗しょう症や肩こり、腰痛、歯周病を招くことは周知の事実でしょう。 ほかにも、カルシウムは筋肉の収縮作用にも必要ですし、ストレスに対する抵抗力を高めてくれま す。特に女性は出産直後や更年期以降カルシウムの流出が激しいので、日頃から意識して カルシウムを摂取することが大切です。黒砂糖と牛乳をあわせて摂取すると効果的です。 またカリウムとナトリウムは、カルシウムとともに神経や筋肉の機能を正常に保つために必要です。 マグネシウムは、カルシウムの作用を助け、またビタミンB群とともにエネルギー代謝にも関わっています。 リンは、マグネシウムやカルシウムと結合して、リン酸マグネシウムやリン酸カルシウムとなって骨組織に付着し、 骨や歯などの硬組織を形成する大切なミネラルです。亜鉛は、不足すると、 味覚障害、生殖機能の減退、肌荒れ、抜け毛などを引き起こします。鉄や胴は、血液中のヘモグロビンの合成に関与しています。 こうしたミネラル(微量元素)は、それぞれ必要な量はわずかであるものの、体内で合成することは できないため、常に摂取していないと不足がちになります。しかもミネラルが不足していると ビタミンも効果を発揮することができずに体外に排出されてしまいます。 また、ミネラルを摂取するときに重要なのはそのバランスです。 黒砂糖は、ミネラルバランスの取れた食品なので、貧血防止、冷え性改善、関節炎予防、などの 効果が期待されています。 また、黒砂糖にはミネラル類以外にも、 抗酸化ポリフェノール、オクタコサノール、ラフィノースなどの機能性成分も含まれています。 抗酸化ポリフェノールは、免疫賦活作用があり、ガンへの抵抗力が高まると期待されています。 オクタコサノールは、アルコールの一種で、ストレスへの抵抗力や持久力、体力を高める作用があ ります。ラフィノースは、オリゴ糖の一種で、熱にも強く、胃や小腸の酵素で消化されることなく 大腸に達することができるので、大腸のビフィズス菌や乳酸菌の栄養源となり、腸内環境を整える 作用もあります。 このような機能成分により、動脈硬化、肝臓障害、高血圧症、など生活習慣病の予防にも期待されています。 黒砂糖を毎日の食生活に上手に取り入れたいものです。 ネットで検索 黒砂糖より引用 |